Uncover
最近の音楽は「カバー」が多い。特にJUJUのカバーは秀逸だ。往年の名曲が彼女の至高のボーカルによって新しい違う命が曲に与えられている感じ。上白石萌音の最近のカバーも思いのほかよかった。JUJUはこの前の音楽番組「クリスマスの約束」で「歌いたい楽曲は無尽蔵にある」と言っていた。昨年は筒美京平が亡くなった。今年は「神田川」を作詞した喜多條忠が亡くなった。作曲家の小林亜星も今年亡くなった。昭和の巨星が次々と亡くなっているが、彼らが若いときに創作したものはとてつもないものだなぁと改めて思う。先日の番組で小田和正が吉田拓郎の「流星」をカバーしていたが、改めてすごい曲だと感じ入った。こんな曲を20代で創った才能はいったいどれほどすごいものだったか。演歌の時代からフォーク、ニューミュージックの時代へと言われたが、結局大きな意味ではジャパニーズ歌謡曲。日本が世界に誇るべきコンテンツ。こうした宝を若い才能が次々uncover(再発掘)してカバーする。日本の音楽界もSDG'sの時代ということか。