アメリカ中間選挙
アメリカの中間選挙の開票が進んでいる。日本時間9日午後0時現在では事前の予想通り両院とも共和党が優勢だ。原因はインフレ。アメリカの物価上昇は報道を見る限り暴力的にひどい。こうなると政権党が負けるのは古今東西世の常だ。アメリカの物価はウクライナ戦争前から上昇していたとされる。コロナ禍での財政出動の大盤振る舞いに加えて、労働力が恒常的に不足しているらしく、需要と供給のバランスが大きく崩れて需要過多になって物価を構造的に押し上げている、とNHKは解説していた。日本じゃいつまでたっても賃金は上がらないが、アメリカでは賃金が先に上がり、企業はそれを吸収せずにすぐに価格に転嫁するので物価が上がるスピードは速い。民主党の失政かといえばそうでもない気もするがここまでインフレ進むと政権に厳しい結果はまぁ仕方ない。気になるというか許せないのはトランプが24年の大統領選に今週来週にも出馬宣言をするらしいという話。2年前の大統領選の選挙結果をいまだに!受け入れていないトランプ及びその支持者。ありえない。敗北という結果を受け入れない選挙なら選挙の意味がない。民主主義の原理の否定だ。そんな人たちがアメリカの人口の4割とか本当にいるのだろうか。それがアメリカなのだろうか。トランプが万が一にもまた大統領になれば強権独裁国家政権は歓迎なのではないか。アメリカはもう実際には南北戦争みたく完全な分断された国家になってしまったのではないか。世も末だという気がする。この先また憂鬱な2年になりそう。はぁ…