ディストピア

2日前の読売新聞オンラインにこんな記事が出ていた。「中国政府は10日、国内メディアを対象に記者資格試験を開始すると発表した。習近平国家主席の指導思想や、昨年10月の共産党大会で示された習氏への服従を求めるスローガンなどの内容の徹底を図るためで、メディアを総動員した言論・思想統制が加速しそうだ。発表された試験の実施規則などによると、政府が発行する記者証か政府が認める取材編集資格を所有していない場合、国内メディアの記者・編集者は受験が義務づけられる。記者証を持たない人がニュースの取材・編集活動をすることは「厳禁」としている。」一説によると、その受験は、スマホのアプリでできるそうで、中国政府公認のアプリをダウンロードせねばならない。当然のことながらこれはバリバリにハッキングアプリであって、そのスマホでどんなサイトをみたのか、誰と会話したのかが全部当局に筒抜けになる代物であろうと言われている。受験の際、政府公認のサイトをみると得点がアップするというオチまであった。これはコロナ禍の真っ只中でユヴァル・ノア・ハラリが予言したとおり、監視テクノロジーによるディストピア世界の到来そのものだ。内心まで監視され絶対服従を強制される。本当にこういうことをやる国というか政体があるのだなぁと呆れると同時に恐怖だ。僕たちはこういう国/政体と絶対に交わってはならないし屈してはならないと思う。こういうことを平気でやってくる中国共産党/中華人民共和国は間違いなく民主国家日本にとって脅威であり敵である。この先の50年100年を考えれば日本は少子高齢化で国力は衰退する。単独丸腰ではどこかの時点で赤子の手を捻るが如く中国の属国になってしまう危険が大きいと僕は思う。こんなダークで邪悪な国家の下に入るくらいなら死んだ方がましだ。アメリカの社会の分断をみていると彼の国だけに依存するのは危険である。西側民主国家と集団安保体制の傘をつくってそこに入らなければ僕らの子どもや孫の時代の日本の安全は非常に危うい。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20230111-OYT1T50187/

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