南鉄全面復活!
きょうから南阿蘇鉄道は全線で営業再開。やっぱりお祝いしたくて長陽駅まで出かけてきた。きょうのこの日をお祝いして長陽駅ではバンドが演奏していた。祝祭感あふれる駅。この駅に来始めたのは2016年の熊本地震のあとだった。列車の駅が来ないプラットフォームは切ない。でも、とても佇まいのいいこの場所が気に入ってこれまで何度も足を運んだ。動く列車をこの駅で見るのは今日が初めて。立野行の電車はおそらく各駅で停車時間が長引いたのだろう、20分も遅れた。踏切の警報機が鳴る。この音をここで聞くのも初めてだった。しずしずと列車が入線してくる。なんかいろいろと思いだされて少しだけ胸が熱くなった。ほんとうにおめでとうございます。長かったねぇ。この日が本当に来てよかった。地震の直撃を受けた立野~長陽区間の損傷は著しく途中の鉄橋やトンネルの大工事でかかった復旧費用は70億円とも言われている。その97%が国費だ。まぁいろいろ議論はあるでしょう。あって当然。まぁしかし、間違いなく世界に誇っていいくらいの素晴らしい田園、田舎の風景を多くの人に見てもらえることを考えると、南鉄は大事な動線だ。本当は駅からの二次交通のサービスも充実するといいのだけど。どんなに田舎でも、外貨を稼げる町がこれからは生き残る。その第一歩だと思う。国費投入に十分感謝しつつこの日をお祝いしたい。