台詞の力

朝ドラ「らんまん」が面白い。回を追うごとに面白い。面白い理由は、浜辺美波が超かわいいという理由も正直なくはないが、なんといっても脚本と台詞。結構な長台詞が多いがなかんか聞かせる、心に沁みる。脚本を手掛けるのは長田育恵という人。舞台やミュージカルの脚本を専ら手掛けてきたいわば舞台人であるそうな。なるほどね。「らんまん」をときどき隣の部屋でストレッチ運動しながら画面を見ずに「聞く」ことがあるが、十分話についていけるし、感動できる。そう、まるでラジオドラマを聞いているようだ。これってやはりドラマが台詞中心に動いているということ。主人公というより台詞そのものに共感することが多いのは今回の朝ドラのほんとうに特徴的なところだ。台詞に共感するってなんだろう。長田育恵さんって会ったこともないし、この人の作品をみてきたわけではないが、この脚本家の価値観、世界観、人や社会へのまなざしにすごく響きあうものを感じる。劇中の名言は毎回。1回や2回じゃない。是非劇中の「名言集」とかあとで出版してほしい。舞台をみているような「らんまん」気がつけばもう3分の2が終わる。

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