台風7号
台風7号は雨台風だった。鳥取では桁違いの被害になっている。24時間で500ミリを超える量の降雨などもう本当に桁違い。橋が流され川沿いの国道が削りとられるように崩落。あれでは過疎地では復旧するまでそこには住めなくなる。ここのところ台風が来る度に必ずどこかで甚大な被害が出る。こういう被害が誰の目にもわかるようになったのは10年くらい前からだろうか。政府/自民党は「国土強靭化」といって橋や護岸等の土木工事におカネをかけようとか言いだして現にやっていると思うが、これだけの桁違いの自然災害にはいくら「強靭化」しても全く成す術がない印象。日本のあちこちで予防におカネかけて復旧におカネかけていたらキリがない。明治維新のころは日本の人口は3千万人くらいだったのが150年かけて1億人増えた。結果、日本の国土の隅々まで人が住むようになった。これから100年以内に人口が5千万人に減る日本は、これまでのように隅々まで住むのではなくて、都市に集中して住んで、都市の防災レジリエンスを上げる(例えば東京のように地下に巨大な排水機能を持つとか)、等、発想と行動を変えないと、この深刻化する豪雨の脅威に太刀打ちできないのでは。